Gana Over!!

手に汗かいてゲームする雑食系プレイヤーがお届けする感想ブログ。

女性向け恋愛ゲーム 「 OZMAFIA!!-vivace- 」

 ふと乙女ゲーがやりたくなる、そんな春の始め。

 

 購入したまま積みゲーの仲間入りをしている乙女ゲーが2本あるにも関わらず、新作に手を出してしまいました。まぁ、滅多にこちら側のジャンルはやらないので、いいよね!と自分自身に言い聞かせてダウンロードしました。というか、ダウンロード版で手軽に買えるようにってソフトだしちゃう、親切な会社が悪いし……(´・ω・`)

 

 

 そんなゲーム!「 OZMAFIA!!-vivace-

 後半なんて読むか分かりません。ヴィ、ヴィヴァース?ま、まぁいいや。(以下、オズマフィアと表記)

 

 この作品は簡単に言うと、童話をモチーフとしたマフィア集団が取り仕切っている街で、危ないイケメン達とイチャイチャしてやろうっていう、そんな甘いゲーム。

 毎度の事ながら、私は女性向けのゲームをあまりやらないので、砂糖吐きそうになることもままありますが、そこに活路を見出す(?!)のが最近の流行です。私だけの流行です。

 

 オズマフィアはもともとPC用のゲームだったようで、それが最近リメイクされPSVitaで発売されたようです。

 

OZMAFIA!!-vivace-

OZMAFIA!!-vivace-

 

 

 ボリュームはあります。攻略キャラが多く、各キャラのエンディングも2つ~4つあるのでなかなかにお腹いっぱいです。胃が砂糖まみれです。

 最初は序章のような、ヒロインが各キャラと顔合わせするお話です。そのあとキャラクターセレクト画面にとんで、好きなキャラを選択しました。

 

 共通ルートから選択肢によってEDへ分岐していく、言わずもがな~な流れです。しかし、私はあまり乙女ゲー経験値がないので、これが珍しいかどうかはっきりしないのですが……。

 

 A君を選んだのにB君のEDスチル出てきた!!!! という展開がありました。

 

 いわゆる「お前になんて任せておけない!ヒロインちゃんは俺が貰っていくぜっ!」な、ヒロイン取り合い合戦です。修羅場です。いいぞもっとやれ。

 メイン3人(カラミア・キリエ・アクセル)のルートには序盤であまり好感度を上げずに進行し、且つ、共通の選択肢にて3人の中で誰寄りの選択をするかによってVSルートに突入する!という、なんともめんd……素敵な展開に。しかも一途なルートよりVSルートの方がだいぶ甘いし、アドレナリン出すぎて発狂しそうでした。

 この辺りはストーリールートがExtra項目で確認できるので、どのルートを見ていないか一目瞭然で、分かりやすいです。

 

 ただ、賛否分かれる点が一つ。下ネタがところどころ出てきますので、苦手な人はこの辺りでちょっとテンション下がるかもしれないですね。軽めの下ネタですが、苦手な人は苦手ですし。

 でも、私はギャグっぽくて面白おかしく見させていただきました。マフィア抗争で暗くなった雰囲気を下ネタが払拭し、バランスよく進んでいる印象でした。

 

 

 私のお気に入りはアクセルくんですが、彼はむっつり・ド・スケベなので、ご紹介しません。(ぇ?)

 個人的にはシーザーのお話がドライな感じで、プレイしたあとスッキリしました。ホワイトEDが特に好きな終わり方でしたね。

 

 シーザーは、腕っ節の強いストーカーという第一印象でしたが、意外としっかり者で、野性的ではありますが、最終的にはヒロインに無理強いをしない良い子でした。「ツンデレ系」というよりは「デレるけどそれを悟らせない俺様系」でしょうか。表現に困りますが、彼はまぁ、他と比べてやっぱり変り者でしたね。

 

 ストーリーも童話の設定を借りつつもオリジナリティがありましたし、童話とマフィアて……と、始めた時にはこのゲーム大丈夫か?と不安もありましたが、結構面白かったです。

 PC版からVita版への移植に伴い、スチルや後日談エピソードの追加、フルボイス化したりなど、色々とバージョンアップしているようです。イラストもきれいですし、下ネタにさえ目をつぶれば、大変良い乙女ゲーだと思いました。

 

 こちら、公式サイトへのリンクバナー、貼っておきます。

OZMAFIA!!-vivace-

  気になった方は見てみるといいですよ、とくに、アクセルくんとシーザーを。

 

 

 

 金太郎飴的乙女ゲーはもはやタブーの領域に入ってしまったのでしょうか。あれはあれでお話すっ飛ばしながらプレイ出来たので楽だったんですが。

 こういう良作乙女ゲーが出てくると、私のお財布は火の車。嬉しいやら悲しいやら……。

 

 乙女ゲーをやったからと言って女子力が上がった感じはしませんが、たまのドキドキやトキメキも良い気分転換になりますね。

 いやはや勉強になりました。皆様もぜひ!

 

 たまには砂糖を、吐いてみませんか?